個性と共通性

2011年12月22日

経営力は、個人の能力はもちろん、各社の歴史などによっても、それぞれ違っています。だから他社と全く同じ手法で経営はできません。
しかし、一般的には真似が出来ない特殊な部分に目が行きますから、ついつい、そこを真似します。しかしそれこそ難しい部分です。そこは経営者の個性や得意分野であるからです。まねが出来ないような特殊な部分だからこそ目だっているのでしょう。
では真似が出来るところはどこでしょうか。誰でも修得できるところはどの部分でしょうか。
それが基本原則の分野です。基本だから当たり前のこと、当然のことばかりです。
車の運転と同じです。先ずは教習所で運転に必要な知識と技術を修得します。
その後は、その人のドライブセンスによってどこまでもレベルを上げることができます。勿論、買い物や家事などの日常のために運転する人もあります。
そのテクニックの差は大きなものですが、基本は同じです。
経営研究にもそれぞれの状況に合ったものが必要です。勿論、基本になる事は状況の如何に関らず同じです。
ただ50年、100年、永い歴史を刻む中で、確固とした基盤が出来上がっていきます。技術もノウハウも積み重ねたものの強さがあります。
中小企業は特に、永く経営すると決める事が大切だと考えています。その決意こそが様々なものを練磨していきます。それが長い期間積み上げられ熟成されて、真似ができないものになり激しい淘汰の中にあっても、厳しい経営環境になっても、乗り越えていくエネルギーになると思います。

ベルテンポ高萩さんのブログ

2011年12月20日

以下はベルテンポ高萩さんのブログを転載したものです。著作権侵害ですが高萩さんのフアンとしては、無断でも人に伝えたくなりました。
プロの目がありますね。

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こんにちは、高萩徳宗です。
ホノルルから帰国しました。

皆様の応援のお力添えで、
ベルテンポチーム全員、ホノルルマラソン完走、完歩です。

ありがとうございました。

帰国してのいちばんの課題は「寒さ」。
27度~2度への変化を体が拒絶しています。

来年のホノルルマラソンは2012年の12月9日(日)
午前5時スタートです。

ベルテンポでは12月8日(土)出発のツアーを
JALパックさんと共同で企画致します。

来年こそはぜひ、のあなた。
ご連絡をお待ちしています。
info@beltempo.jp
●品揃えか挨拶か

拙著「サービスの心得」にも書いた書店。
私が住むマンション近くに本屋さんがあります。

一応、チェーン店ですがマイナーです。
それほど有名なお店ではありません。

アルバイト店員さんの愛想の悪さたるや、
恐らく日本で5本の指に入るのではないか。

そう思う程、能面で表情がありません。

でも、遅くまでやっているので、
仕事の帰りについつい、立ち寄ってしまいます。

先日も、サンクトペテルブルグについて詳しく
書かれた本をあちこちで探していたのですが、
都心の大きな書店では見つからず、
ふらりこの本屋さんに立ち寄ってみました。

それほど大きなお店ではないのですが、
この本屋さん、
品揃えが微妙にマニアックなのです。

たとえば鉄道モノの棚には「踏切の写真集」
など、秋葉原の書泉グランデに行かないと
ないような本が普通に並んでいます。

そして、棚には私が探している
「サンクトペテルブルグ」のガイドブックも
普通にありました。

ついでに近くの棚を覗くと、これまた前から探していた
「北海道のガーデン」を専門的に扱った
ガイドブックがありました。

探していたんです、これ。

レジに向かうと、ふと目に留まったビジネス書コーナーに、
ちょっと不思議なビジネス書がありました。

およそ、一般人は手にしないであろう、
専門分野の「パフォーマンスを上げる」為の本。

値段は高かったですが、これは仕事に使える!

そして・・・。

ふらりと立ち寄っただけでしたが、
1万円近くをレジで払うことになりました。

4冊も嬉しい本が見つかったのですから、
もちろん気分は高揚しています。

レジの能面女性店員さんは、ニコリともせず
レジを叩き、「●●円です。」

「すみません、領収書を頂けますか?」

能面女性店員さんは私の期待をまったく裏切らず、
これ以上ないという無言で、宛名も聞かず、
金額と日付だけを入れて、満身の怒り?を込めて
領収書をビリッとちぎり、私に片手で突き出しました。

私は満面の笑みを添えて、
「お手数かけました。ありがとう!」と
領収書を丁寧に受け取って帰りました。

●本屋さんの軸

サービス的にはこの本屋さんは「0点」です。
恐らくサービスの原理原則のスタートラインにも立っていない。

でも、なぜか私、満足だったんです。

そう、もうお分かりだと思いますが、
私が欲しかったのは「店員さんの手を添えてお釣りを渡す接客」
ではなく、「探していた本」だったからです。

気持ちの良い接客になれて来ている私たちは、
無愛想な接客を受けると不快です。

じゃあ、愛想が良ければそれで良いのか。

道を知らないタクシーのドライバーさん。
陳列の場所を的確に答えられないスーパーの店員さん。
「指宿」が読めなかった、JR東京駅のみどりの窓口の女性スタッフ。

愛想で仕事の「軸」の至らなさをごまかしているとしたらいけません。

こんな話を先日したら、ある方が、
「味も良くて、良く通う食堂があるんだけど、
あそこの夫婦、いつ行っても喧嘩しているんだよねー。」

愛想のない本屋さんと一緒ですね。
それでも、この方が「通っている」ところがミソです。

本屋さんの軸は「品揃え」です。
大手でなければ、総合的な品揃えは出来ません。
だとするなら、やるべきは「個性的品揃え」です。

コンビニと大差ないほっといても売れる本しか置いていない、
金太郎飴のような書店ばかりの昨今、
「踏切の写真集」を扱う本屋さんのバイヤーのセンスは凄いです。
あとは、店員さんの笑顔だけなんだけどなあ。

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