長時間労働

2012年1月21日

「長時間働く」と言うと、大いに賛成という人と反対という人がいます。ワークライフバランスということも良く耳にするようになりました。
それぞれに価値観が違うということです。

生産量を人の作業時間に頼っていたものが、現場の自動化、ロボット化などによって、人間以上の生産量を上げることができるようになり、当然、時間の考え方が変わりました。製造ラインでは殆ど自動化されて人がいなくて済むようになっています。
自動化ができないところでは、動線の工夫などで生産性を上げています。
宅急便では配送センターの機能を持つ車両を配置して、そこから配送員が小分けした荷物を荷車で運ぶようになっています。駐車違反の心配がありません。
宅急便以外でもセールスドライバーは車の駐車違反が最大の課題で、商談に時間をかけられず、結果として販売成果は低くなります。

今、問われる問題は人が直接関わる、人がいなければできない分野のことです。例えばソフト開発などは人が直接関わり、その人の環境やその日の気分によって大きく左右されます。

セールス担当者の場合も、工場のようにはいきません。時間の使い方そのものが本人にかかっているからです。成果が出ない人ほど帰社時間が遅くなります。メンテナンスなど社外にある現場も同じことが起きます。不毛な長時間勤務ですが、これは経営者が取り組む分野です。

個々の自立ということが欠けている事例も多いように思います。自分で道を切り拓くという気力が問題の場合もあります。このことは別の大きな問題を生み出しました。若い人が生活保護や失業保険に頼ってしまうことです。余程の事情がなければ正当化できないでしょう。働く意欲を失わせた社会こそが問題だともいえますが、一方では個人の生き方をしっかりと教えなければならないでしょう。

経営者は会社の存亡の時に、政治家は国家の存亡の時に、勤務時間を理由にすることはできません。私達日本人は昨年の東日本の大災害に立ち向かった自衛隊員や消防隊員、警察官、役場の職員など公務員が昼夜を分かたず、それこそ劣悪な環境の中で救助活動や支援活動をしたのを目の前で見ています。

日常の仕事、会社での勤務時間とこのような非常時を同一視することはできませんが、働く時間という事についてのヒントにはなりました。

・・・・・・経営資源としての時間を考える・・・・

松下幸之助さん、本田宗一郎さん、井深大さん、土光敏夫さん、稲盛和夫さん、日本を代表する経営者の皆様ですが、仕事時間の観念がありませんね。
それでも松下さんは週休を最初に取り組んだ人で、8時間勤務にも早々に取り入れた経営者です。他の方々も会社の勤務体系はきちんと整備した上で、なお人よりも2倍、3倍働くことを良しとし、大企業を作り上げられました。

一方、未来工業の山田創業者は日本で一番働く時間が少なくて、上場企業に育て上げられました。

働く時間というものは不思議なものだと思います。どのようにでも組み立てることができるからです。

人生設計は大きな力を秘めている

2012年1月19日

フックトーン長谷尾さんの人生設計講座は大きな力を秘めています。

一般的には人生設計(ライフプラン)は目標を定めて、人生の様々な局面を生きていこうというものですが、経済的なものを中心に、健康面や家庭のことなど、幾つかの分野にわたって計画をたてるものです。「立ててみたのは良いけれど・・・」途中で挫折することも多いものです。

計画が計画のための物になっていることが原因かもしれませんね。

長谷尾さんの人生設計は、年齢を問わないのが一つの特徴です。
例えば60歳を超えると、今更計画を立てようとは思わないという方も多いものです。そこから違います。
60歳の方にも、それからの人生があります。考えてみると、人生最後の日まで、人は生き続けます。その人生をどのように生きるかは、その人自身にかかっています。成り行き任せのひともあれば、積極的に取り組む人もいます。

長谷尾さんは少なくとも100歳までの設計を薦めますが、このところ125歳までの計画を進めるようになっています。人の肉体は125歳まで生きるように設計されているという事が、科学的にいわれるようになったからです。
今サラリーマンの定年が60~65歳ですが、100歳~125歳までの命があるならば、ようやく折り返し地点に立ったという事なのです。

その先の60年をどのように生きるかと考えると、従来の視点では全く用を成さないことになります。

考えてみると、高齢者問題は我国の最大の課題のようになっています。年金問題もそこに在ります。高齢者は殆ど寝たきりになるという前提だからです。医療費が大きく財政を圧迫しているわけですが、それもまた高齢者が自力で動けなくなっているからです。

しかし、その高齢者が積極的に社会に関わり、最後の日まで自立していたら、全ての事は根底から変わってしまいます。能力を活かして働くことを選択したら、税金で保護されるのではなく、納税をする側に回ります。
我国の高齢者問題は、元気で長生きすることが当然になりさえすれば良いわけです。高齢者が多いほどパワーが生まれることになります。

長谷尾さんの人生設計は、経営者と社員のそれぞれが作成して、それを共有するところに意義があり、その共有を目的に作成しているのですが、新たな分野があることに気づきました。そしてそれは、とても大きな力になるものだという事です。
是非、長谷尾さんの人生設計を受講されると良いでしょう。元気が出て
ます。人生を積極的に生きる力が湧いてきます。

事業承継の実情

2012年1月17日

中小企業の業歴は意外と永いものです。
中小企業庁の統計によると、業歴10年~30年が35%、30年~50年が35%で平均36年です。
企業全体に占める中小企業の割合は99.7%で、雇用の70%をこの中小企業が支えているのですから、その存続は地域経済はもちろん、雇用にも大きな影響があります。
ところが中小企業の最も大きな課題は事業の承継にあります。本来は中小企業の存続が必要なのですが、実態は後継者がいないか未定が5割を占めます。そして後継者がいないための廃業は4社に1社と言われます。

業歴が永いのに後継者がいないのは中小企業に見られる特徴です。大企業では後継者がいなくて廃業するケースは殆どないと思われます。

中小企業庁の資料によると、家族で継承するのが20年前は9割、現在は6割までに減少しています。親が取り組んでいるビジネスそのものに魅力がなくなっているのも大きな要素でしょう。

企業が一社廃業すると雇用が失われます。新規開業があっても、殆どは創業者が一人で始めることが多く、創業者以外の人を雇用できるまでには何年もかかりますから、それまで働いていた職場が、その地域から消滅する事を意味します。

もちろん、優れた技術が廃業と共に失われていく事も大きな問題です。

後継者が受け継ぐもの

2012年1月16日

後継者が受け継ぐもの

1.会社の財産
2.社長の地位
3.経営知識
4.人脈
5.お客

等があります。この中で最も大きなものが戦略を含む経営知識です。大きな財産を継いでも、間違った経営をすれば、あっという間に会社ごと吹き飛んでしまいます。そしてお客もまた大きな財産ですが、これも後継者の姿勢によっては、永いお付き合いの顧客が離れていくことがあります。このことも経営知識として、また顧客を大切にする習慣として創り上げなければなりません。
これらのことは創業者が身を粉にして身につけているものです。だとすると創業者の精神を受け継ぐことが最も重要なことになります。

会社の財産や地位、人脈は他の専門機関に任せ、当社では「経営戦略」を中心に経営知識を研修の柱に据えました。この分野では他の公的な機関や教育会社、そして多くのコンサルタントより一歩だけ優位にあると思います。
そして今の時代、経営者の精神的な背景、考え方や生き方が大きなものになりました。
若くて次代の会社を担う人たちには緊張感が見てとれます。
意外に真面目な方々です。親である父親のお話からは、伺えない面が見えてきます。
このエネルギーを大切にしなければとあらためて思います。
5年後、10年後、この方達の活躍する姿を想像する事はとても楽しいことでもあります。

2012・どうなる日本

2012年1月14日

藤原直哉先生のコメントがあります。

このコメントを読むためにフェイスブックを始めました。
私のこれからの仕事もこの示唆されている中で進めていきます。
中小零細企業が活躍するために、隠れた能力を発揮できるために
力を尽くします。

いなだ