エネルギーのロス

2012年3月25日

私達の周りには、放置されたままのものが大量にあるのではないでしょうか。
その最たるものが人です。人の能力はとどまることが無いはずですが、殆どの場合、活かせずに、埋もれてしまいます。高齢者も若者も、夫々の立場で活かし切れていないようです。あまりにももったいないことです。中でも経営者は本来の力を活かせずに、無駄な競争に心身を擦り減らすのが実際のところです。

食糧自給の不足が言われて久しいのですが、反面、多くの放棄農地があります。
減反政策の結果ですが、改めて不思議な感覚になってしまいます。
山林もまた放棄されたままです。高速道路を走っていて山を見ると、倒木がいたるところにあって、活用されることもなく放置されています。一方ですぐそばでは手入れをしない山林が山崩れなどの災害のもとにもなっています。

家庭の中を見渡せば、タンスやクロゼットの中は物置状態で、もう着ることが無い衣服が場所を占領しています。靴箱も同じです。

自転車がエネルギーの面から見直されてきて、急速に増えています。それは駅や繁華街の駐輪場を見ればすぐに分かります。それなのに放置自転車が後を絶ちません。まるで使い捨て、消耗品の扱い方です。これほどの多くの物に囲まれていながら、豊さを感じることなく、更に追い続けています。

それはエネルギーの大量使用に繋がっています。電力が足りないのは本当でしょうか。もっと発電所を作らなければならないのでしょうか。
何故、こんな事が起きているのでしょうか。
きちんと使い切ってこそ、本当に物の価値があると思います。

リフォーム事業が市場に出てきたときは、商品のライフサイクルが成熟期から、衰退期にかかった証拠だといわれていまが、本当にそうでしょうか。
私達の周辺に起きていることは、ライフサイクルの考え方とは違っていて、実は
本当の価値を見出さず、使い切っていないことに慣れてしまった結果ではないでしょうか。
そこに大量生産、大量販売、大市場を求めてきた結果、本当の価値を見失ったまま脱しきれない状態にあるのだと思います。