お客つくりは足元から

2012年7月1日

先日、飲食店の経営者から経営相談を受けました。

この店は友人が関わった店で、本当に味が良い店です。店主の人柄も明るくて人懐っこいので、誰でもすぐ友達になれる感覚です。フェイスブックでも情報が飛び交って繁盛店の事例になるのだろうと思っていました。

ところが事実は青息吐息の状況だと聞いてびっくり。

紹介者の友人と話を聞くことになりました。
フェイスブックもネットもフリーペーパー掲載も殆ど実行済です。ところが来客数が少ないのです。新聞折り込みもしたとのこと。マスコミへのニュースリリースを検討中でした。そのため新メニューの開発が必要ということです。

あらためて集客について整理してみましたが、一つ大きな勘違いがありました。

この店は普段に利用する店です。昼食、夕食、おなかが空いた時に立ち寄る店なのですから、遠方の客が月に1回、楽しみに来るものとは違います。
近所のオフィスや周辺の人達が来店する店なのです。

集客のためには隣近所の皆様に知ってもらう必要があります。
ところがチラシなどの案内も近所に全くできていません。駐車場もないので遠方の客には不便なのです。

フェイスブックやネットの案内、ニュースリリースなどで一時的に繁盛しても、その客は続かないのが普通です。

ここに大きな誤解がありました。繁盛店になるには地元からお客が来ることが一番です。おはようございます、こんばんは、暑いですね、寒くなりましたね、朝晩の挨拶ができる距離が一番です。顔を合わせる場面が多いほど来店が増えてきます。それが当たり前なのですが、実際は最新の集客方法を探すことで疲れてしまうようです。商売の原点を忘れるのが最近の傾向です。