福岡の企業の再構築を仕事にしています。
再生クラブ代表 稲田正信
講演会、セミナー情報
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経営者と基礎研究しています
電気自動車が登場しました。ガソリン不要ということはエンジンが不要になる、周辺部品も不要になる、自動車の概念を変えてしまうものです。当然業界再編につながりますが、これは商品戦略の領域であり、それを実現するための技術開発や財務の戦略でもあります。
大震災によってライフラインが壊滅し、原発事故が発生し発電できなくなりました。電気自動車の電源供給対策が根幹の課題に突如浮上しました。
戦略は単独の要素で成り立っているわけではありません。
経営の8項目
ランチェスター経営(株)の竹田先生は長年の研究の結果、経営は8項目で構成されると提唱されています。
8項目は下記の通りです。
この項目を私は以下のように考えています。
商品 お客のお金と交換できる唯一つの経営資源です。
魅力があって初めて、お金を得ることができます。
地域 どの地域でお客を作るかということです。その地域を深く知ること、
その地域を好きになること、その地域で生きていくということです。
客層 誰を顧客にするのかということです。
その商品を一番喜ぶのはだれでしょうか。喜んでお金を払う人は誰でしょう。
営業 上記3項目を最もよく伝える方法を組み立てます。
売り込むことよりも、顧客のことを知ることが重要です。 
顧客維持 顧客とは永くお付き合いできることが重要です。
それは永く経営できるエネルギーになります。
組織 それぞれに必要な役割があって、必要な人数と必要な教育があります。
人が育つことは企業の生命力になります。
財務 限られた資金を、何にどれだけ投資し、どれだけ内部留保が必要でしょうか。
いざという時の力になります。
時間 全ての企業に平等な資源ですが、どのように使うかは経営者の力です。
◆どのように組み立てるか設計図が必要です
設計図があれば、どのような建物が建つのか分かります。木造の平屋か、10階建ての商業ビルかすぐに判断できます。工期や建築材料、資金までほぼ設計図の段階で分かります。それが、自社に合った内容なのか、無理した建物なのかも分かります。そのような事が事前に分かるためには、最低限の設計の知識が必要です。
経営の8項目とは、そのようなものです。


選択と集中
経営では、同業者や類似商品が多い場合は好むと好まざるとに関わらず、競争状態に入る事になります。競争がない場合は良いのですが、競争が避けられない場合は、競争の法則が必要になります。そして競争は基本的にはエネルギーの集中によって差がつきます。戦国時代はこの考え方が顕著にありました。敵の3倍の兵力を集中して戦うが、その条件が整うまでは闘わないのが武将の心得でした。
最も分かりやすいのは、信長の桶狭間の戦いです。敵は今川勢4万、信長勢は3千。勝ち目はありませんが、桶狭間を通過するときだけ、今川軍は一列縦隊で大将の周囲の軍勢は300程度。この時だけが信長勢が兵力を数倍にできました。そして圧勝。同じ状況が経営でも起きますが、その時は競争の法則を活用する場面になります。


再生クラブの目指すものは戦わない経営
経営条件が不利な経営者にとって、最も良い方法は他社と戦わずに済むことです。
自社独自の世界を作ることができれば、それが最高の経営になります。戦うことは大きなコストを必要としますが、戦う必要がなければ、そのコスト、 無駄なエネルギーの消耗が不要です。結果として高収益になります。戦わなくて済む世界を生み出す、それがブルーオーシャンと呼ばれるようになりました。古くて新しい世界です。
独自性を創りだすことは大変な作業ですが、無益な競争に陥るよりもはるかに大きな社会的価値があります。それこそが企業存続の意義でしょう。

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